★「幸福の法則(在家の法)」第234号  <こころの科学5>
 あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
 第三段階の「幸福になる」というテーマはこころの科学でも最もポイントとなる重要なテーマです。この本を読むだけで幸福になるということですから、ある意味では革命的なことですが、本代だけで幸福になるなんて誰が想像したでしょうか。幸福になるには大金が必要と考えている人は多いと思いますが、真実はそうではなく、物質がいくら豊かにあってもそれが幸福を呼ぶとは限らないのです。
 幸福とはこころの問題であり、物質的な豊かさとは直接の関係はないのです。こういわれると意味は分かるのですが、人々はどうしても豊かで豪勢な生活に憧れます。そしてそれを達することが幸福だと勘違いをしているのです。幸福とはそうしたこころの状態を維持することであり、それにはお金の多寡は関係がありません。だからこそ、本を読むだけでも幸福になることは可能なのです。こころの状態とは何と重要なことではありませんか。
 理論編では自己実現と重なる部分も多いのですが、調和ということを新たなキーポイントとして書くことになるでしょう。自己実現の場合は自分中心の世界ですが、この世で幸福に生きていくには他人という存在がキーワードとなります。他人にどういう待遇を受けるかが大きな意味を持つのです。このためには、調和という手段を持って自分に幸せを呼び込むことが必要なのです。
 「幸福になる」というテーマを追体験してみて本当に幸福になれれば、こころの科学もその役割をかなり果たしたといえるのです。人々は本当に幸せになるのならば著者にとってこれ以上の喜びはありません。今では不可能なことのように思えるでしょうが、すべてはこころの状態であり、すべては可能なことなのです。そのようなこころになってしまえば良いだけのことです。その方法論をお教えするだけのことですから。
 そして、私のこころの科学の最終段階は「人類が調和する」です。これまでは個人的な単位での自己実現や幸福論でしたが、この段階においては人類という単位でのあり方や幸福についての理論と検証になります。私たちは地球という惑星で生きていますが、生命の寿命自体は永遠ですから、いつかは地球を卒業して次の段階へと旅立っていかねばなりません。それが生命というものです。生命とは進化を目指した永遠の旅人なのです。
<つづく:在家の法を大切な方に転送してあげましょう>