★「幸福の法則(在家の法)」第222号  <生命の真実8>
 あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
 生命の正体が肉体ではないことはじっくりと考えれば誰でも分かるでしょう。端的に言えば、アメーバーのような単細胞生物でさえ生命には違いないでしょう。彼ら、単細胞生物にはもちろん、心臓も脳もありません。なのに生きています。内臓の器官や臓器が動いていることが生きている証ではないわけです。人間の死を巡っての論争はいつ肉体が死んだかということであって、生命が消えたこととは違っています。間違えないで下さい。
 肉体の死と生命の死は同じではないのです。生命とは死ぬものかさえ分からない存在ですから。そして、時間というものは私たちは過去から未来に向かって一方通行で進んでいるものと思っています。過去は過ぎた時間であり二度と戻らないもので、未来とはまだ来ぬ時間で不確かなものだと信じています。
 でも、これも錯覚でしかありません。時間とは総体的なものであり、絶対的な存在ではありません。それはアインシュタイン博士の相対性理論が証明してくれたはずです。観測者の状況により時間の進み方は早くも遅くもなることを知っているはずです。すると、時間も変化するものであり、この世の総体的な概念を捨てたときにはどのように変わるか分からないものなのです。
 そして、四次元といわれる時間を内包した世界が存在します。存在に時間が併せ持たれるということが理解できないと思いますが、これはそれほど不思議なことではありません。私たち生命が四次元存在です。もしも、生命が三次元存在なら当然肉体と共に消滅しますが、四次元存在なら別です。
 四次元存在とは時間の束縛を超えられるということです。たとえば、過去を現在のように思い出すことや未来を想像することも三次元を超えた活動です。そして考える、思考もこの世ならざるものなのです。たとえば、将棋の名人は50手先を読むといいますが、そんな未来を予想することが三次元の肉体だけでできるはずがないでしょう。
 思考することそのものが四次元的な活動に他なりません。四次元存在である部分が生命には必ずあります。それが生命の正体であるからです。ならば、三次元の法則は適用されません。四次元の法則に従うはずです。四次元の法則とはエネルギーの法則です。エネルギー不滅の法則こそ生命の法則なのです。だから生命は永遠です。
<つづく:在家の法を大切な方に転送してあげましょう>