エネルギーについて

 エネルギーというのは単なる力のことではありません。自由に生きる源泉のことです。私たちはこの世で生きていますが、そして死んだら終わりだと誤解していますが、私たちの生死に関わらず生命というものは生きています。

 それは生きるということは、そんな心臓が動いていたり、脳が活動しているというような条件付きのことではないからです。生きるべくして生きているのです。ただ生きるように創造されたから生きているのです。

 それが生命なのです。生きていない生命などないのです。生きて自由に活動するのが生命なのです。そして、その原動力こそエネルギーという力です。力だけでなく、知恵も勇気も愛も何もかも含んだ生態を繰り広げる根源です。

 エネルギーというものは、物質とは違って自由自在、融通無碍です。何にでもなれるし、何でもできます。たった一つの条件さえあれば。その条件とは何かというと、場です。場がなければエネルギーは現れようがないのです。

 電場しかり、磁場しかり、場という範囲において現象を現すことが可能となるのです。私たちの生命というエネルギーについて言えば、オーム宇宙という場があって初めて、その中で存在が許されて自由に活動ができるのです。

 それは、わかりやすく言えば、磁石のN極とS極の間に磁場ができて、その間に磁力線が通い、そこを砂鉄が移動するようなものです。砂鉄という生命が活動を許されるのは磁力線から与えられるエネルギーのおかげです。

 生命というエネルギーもオーム宇宙というエネルギー場の中で、エネルギーを与えられて生きていけるのです。このように生命とはエネルギーそのものですし、エネルギーを知らずして生命の本質など分かるはずないのです。